管理人が拠点とする九州は台風や被害が目立つ地域の1つですが、雨が起こす悪影響はトラブルを多々発生させます。
車の運転でも同じ事が言えますが、例えば運転手なら経験した事があるであろうハイドロプレーニング現象も雨の日のトラブル要素の1つですね。
特に雨の運転は晴れの日よりも気を使う場面が多く、実際に普段走行してる道路だったとしても、雨の日は日頃使わない気を使ったり、必ず走行スピードが落ちてると思います。
なぜでしょう?
例えば、視界が悪い、周りのスピードが落ちてる、路面が滑りやすい、等様々な理由がありますが、できれば雨の日も晴れの日同様、安心して運転を楽しみたいですよね。
ただ、回避策はあります。
視界の悪さや周りの走行スピードを変える事は出来ませんが、路面の滑りやすさに関しては、タイヤをウェット性能の高い物に交換する事で改善する事が出来ます。
悪い環境を自分の力で変える事が出来るなら、安全の為にウェット性能が高いタイヤを装着する事は当然な事と思いますし、そうする事で自身や家族の安全を確保できるのであれば、タイヤ交換の際にはウェット性能を意識したタイヤ選びを心掛けたいですね。
今回は、雨の日に強いタイヤは何?という要望に応え、ウェット性能ラベルの見方と、ウェット性能評価に優れたタイヤを紹介したいと思います。
雨の日の交通事故は晴れの日の4倍
皆さん日本の降水量を世界平均と比較するとどのくらいかと思いますか?実は世界平均2倍もの降水量があります。
雨の日が多いって事は、その分不安な運転をする機会が多いですし、交通事故に巻き込まれる危険性も高まります。
そこで色々と調べると、首都高速道路株式会社が発表した首都高速道路における交通事故発生に関して、興味深い数字が浮き上がってきました。
日本の降水量は世界平均の2倍とお伝えしましたが、それでも1年間の内、晴れの日が95%、雨の日は5%しかない中で、1時間あたりの交通事故発生件数を比較すると、雨の日は約4倍の交通事故が発生しており、やはり雨の日の事故リスクは、極めて高いものである事が裏付けされたのです。
このリスクを抑える為に出来ることは、安全運転の心掛けと、ウェット性能の高いタイヤを装着する事で回避できる可能性が高まります。
ウェット性能評価とは?
日本自動車タイヤ協会が定める、ラベリング制度の性能評価基準として「転がり抵抗係数」と「ウェットグリップ性能」の2つがあり、後者の事をウェット性能評価と呼んでいます。
ウェットグリップ性能表示の見方
ウェットグリップ性能は、濡れた路面でのグリップ力を表しており、その評価として性能の高い順から案内しますとa,b,c,dと4段階に分かれています。
このラベリングを元に、雨に強いタイヤ選びをする事で、雨天走行性能が格段に上がります。
この表示のあるタイヤは、 転がり抵抗性能が AAグレード、 ウェットグリップ性能が cグレードであり、 更に、低燃費タイヤであることを示します。
この表示のある場合、 転がり抵抗性能が 「B」、 ウェットグリップ性能が 「b」ですので、低燃費タイヤではありません。
※低燃費タイヤの基準として、転がり抵抗性能が「AAA」「AA」「A」
ウェットグリップ性能が「a」「b」「c」「d」のタイヤを「低燃費タイヤ」と定めています。
ウェットグリップ性能「a」「c」の性能差は大きい
ウェットグリップ性能のラベリング表示があったとしても、実際にどの程度の性能差があるのかは見聞きしないと解らないものですよね。
近年ウェットグリップ性能に力を注ぐ、横浜ゴム(Yokohama)が公式サイトにおいて、ウェットグリップ性能「a」「c」の走行比較動画をアップしてましたので
紹介します。
ご覧いただけたでしょうか。ウェットグリップ性能「a」「c」とでは安心感の差がかなり大きいかと思います。
タイヤの選択だけでここまでの性能差があることを知ると、タイヤ購入時の基準は燃費だけでなく、ウェットグリップ性能も念頭においてみるのも良いでしょう。
ラベリング制度参画メーカーの紹介
ラベリング制度に参画する企業は多く、下記の企業がラベリング制度の普及、タイヤ性能基準の統一化に向けて、より良いタイヤを開発しています。
- ㈱ブリヂストン
- 住友ゴム工業㈱
- 横浜ゴム㈱
- TOYO TIRE㈱
- 日本ミシュランタイヤ㈱
- 日本グッドイヤー㈱
- ㈱ハンコックタイヤジャパン
- クムホタイヤジャパン㈱
- ナンカンタイヤ㈱
- ㈱オートバックスセブン
- ピレリジャパン㈱
- ネクセンタイヤ コーポレーション
- ㈱マキシスインターナショナルジャパン
有名メーカーは勿論ですが、クムホ、ハンコック、ナンカン、ネクセンなど、アジアンタイヤと呼ばれる、高性能の格安輸入タイヤメーカーも参画。
各アジアンタイヤメーカーも、高性能タイヤメーカーとしての道を着実に歩んでいるようですね。
普通車から軽自動車まで対応、タイヤランキングの紹介
ウェットグリップ性能は、タイヤ銘柄で指定されるものではなく、タイヤ銘柄のサイズによって性能評価されます。
例えば タイヤAの225/40/R18は「a」であっても、215/45/R17は「b」の場合があります。
装着ホイールサイズによっては最高性能タイヤが選べないこともありますが、タイヤとしてはウェット性能向上のための技術を導入したタイヤですので、ウェット性能は評価できる物ばかりです。
もちろん、普通乗用車から軽自動車まで、車を選ばずに装着できるタイヤも紹介しています。
※今回はウェットグリップ性能「a」「b」を獲得したタイヤ銘柄を管理人のラベリング調査を元にランキング形式で紹介します。
DUNLOP VEURO VE303 第5位
VEURO VE303(ビューロ ブイイーサンマルサン)は、ダンロップのサイレンステクノロジーをベースにしたプレミアムコンフォートタイヤです。
サイレントと言うだけあって静粛性に力を入れたタイヤであるが、耐久性や低燃費性能、ウェットグリップにもこだわりを持つ。
ダンロップ従来製品のVE302と比較しても、各性能が最大25%も向上している。
下記性能比較(対VE302 )
パターンノイズ比較 11%低減
ロードノイズ比較 19%低減
ウェットブレーキ性能 6%向上
摩耗比較 25%向上
偏摩耗比較 16%向上
この記事を見てる方で、現在のタイヤがVE302の方がいれば、次回はVE303にアップデートする事で、性能向上を身をもって経験する事が出来るでしょう。
●ウェットグリップ性能b
●左右非対称パターン採用タイヤ
VE303は後継のVE304発売のため、各店舗在庫切れの様ですが、新作のVE304は在庫が豊富にある様です。
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BRIDGESTONE REGNO GR-XII 第4位
REGNO GR-XII(レグノ ジーアール・クロスツー)は、静粛性と乗り心地にこだわりを持つ。これは新品時、摩耗時ともに静粛性を維持する事ができ、静粛さがずっと長持ちします。
REGNOブランドだから、走行性能にも注力しており、独自技術アルティメットアイを活用し、ふらつきを低減した走行性能を実現。
静粛性や走行性能、タイヤライフなどバランス良くチューニングされた乗り味は、乗る人を満足させるタイヤと言えるでしょう。
ウェット性能に関しては、上から2番目の「b」最上グレードではありませんが、最上級の静粛性をベースに快適性を実現したタイヤといえます。
●ウェットグリップ性能b
●左右非対称パターン採用タイヤ
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MICHELIN PRIMACY 4 第3位
ミシュランの定番タイヤと呼べるPrimacy 4(プライマシー フォー)は、従来品のPrimacy 3と比較してウェットブレーキ性能が約13.3%も向上しており、履いた直後から履き替えまでその性能が続くことで、ずっと安心感が続きます。
また日本市場が好む静粛性も、従来品と比較してパターンノイズを6%も低減。転がり抵抗も上級のAAを獲得しており、低燃費タイヤとしても優れています。
トータルパフォーマンスを目指すミシュランだからこそ、ウェットにも強いプレミアムコンフォートタイヤが誕生したともいえます。
そしてPrimacy 4も、ミシュランが業界初となる、タイヤ返金保障プログラム適用タイヤです。
購入後も満足する事が出来ない場合は、タイヤ価格を全額返金してくれますので、安心してタイヤ購入が可能ですね
※サマータイヤは60日以内 スタッドレスタイヤは90日以内となります。
●ウェットグリップ性能a,b
●左右非対称パターン採用タイヤ
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YOKOHAMA BluEarth RV-02 第2位
BluEarth RV-02(ブルーアース アールブイゼロツー)は、ミニバン専用タイヤとして開発されたタイヤで、車体のロールやミニバン特有の車内ノイズの低減を目指した専用タイヤです。
ミニバンに合わせた走行性能を実現しながらも、安全に直結するウェットグリップ性能「a」を実現。従来品のRV-01と比較すると、ウェット制動力が12%向上。
転がり抵抗係数もAグレードを獲得しており、低燃費で優れた静粛性を実現。高重心のミニバンに起こりがちなふらつきと偏摩耗を抑制し、安定感のある走り発揮します。
低燃費で雨に強いミニバン専用タイヤを探してるのであれば、BluEarth RV-02はおすすめできるタイヤです。
●ウェットグリップ性能a,b
●左右非対称パターン採用タイヤ
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GOODYEAR EfficientGrip Performance 第1位
EfficientGrip Performance(エフィシェントグリップ パフォーマンス)は、安全を担保するウェット性能レベルを高め、ウェットグリップ性能は最上グレードの「a」。燃費性能を示す転がり抵抗係数は上級グレードの「AA」「A」を獲得。
ドライビングの基本となる、制動力、旋回性、操舵性といった走行性能に加え、GOOD YEARが開発したトレッドコントロールテクノロジーを採用した事で、パターンノイズが低減、静粛性も高いレベルにある。
また、タイヤのコストパフォーマンスを図る上で重要な耐久性ですが、左右のトレッドブロックをS時に配置した事でトレッド面の剛性を強化。
加えて接地面の最適化により、タイヤの片減りも低減。その結果タイヤの寿命を長持ちさせる事になりました。
各性能を絶妙に向上させることで、バランスの取れたタイヤとして人気を博してます。
●ウェットグリップ性能a
●左右非対称パターン採用タイヤ
EfficientGrip Performance(エフィシェントグリップ パフォーマンス)は、現在在庫がないようです。下記リンクは性能が同等品のEfficientシリーズのリンクとなります。
Efficientシリーズが最安販売のタイヤフッドはこちら←※パンク保証付タイヤ通販ショップ
タイヤサイズの見方は?どう調べるの?どこに記載してるの?
ここまで、軽自動車から乗用車におすすめの雨に強いタイヤを紹介してきましたが、この記事を読んでくださる皆さんは愛車のタイヤサイズってご存じでしょうか?
タイヤサイズ知ってればネット通販時にさらにスムーズにタイヤ交換ができます。タイヤサイズの見方ってすごく簡単なので、もし知らなければこの機会に覚えておきませんか?
タイヤを見て確認する方法
現在装着するタイヤの側面を見てもらうと、上のような数字や記号が記載されていると思います。この画像を例に挙げるなら「タイヤ幅・偏平率・リム径」をチェックします。
●タイヤ幅235 ●偏平率35 ●リム径(ホイールサイズ[〇〇インチ])19 なので、「235/35/19」←こちらがタイヤサイズとなります。
ドア内側を見て確認する方法
ほとんどの車の運転席内側に、タイヤサイズとしてい空気圧が記載されたシールが貼っていると思います。こちらにも「タイヤ幅・偏平率・リム径」のサイズが記載されてますので確認してみてください。
この3点を抑えておけば、オートウェイとタイヤフッドのサイズ検索ページで入力するだけでお勧めのタイヤが提案されます。
タイヤ交換時に便利「タイヤサイズと空気圧」おすすめ基礎知識
タイヤ交換は自動車を所有してる方に定期的に訪れる交換作業のひとつですが、ガソリンスタンドやカー用品店のスタッフに言われるがまま、タイヤ交換してませんか? 決して言われるがままが悪いわけではなく、タイヤ ...
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もちろんウェットタイヤ購入に活用するのも有。
自動車保険を見直すなら、この機会に見積もり比較をしてみませんか?