クルマ好きであれば、一度は見た事があるかも知れない「頭文字D(イニシャルD)」
頭文字D(イニシャルD)には、1980~2000年前半代に生まれた、今や名車と呼ばれる車が数多く登場しており、この影響を受けて愛車の購入を決めた人も少なくないでしょう。
今回は頭文字D(イニシャルD)に登場した車をまとめてみました。
その前に頭文字D(イニシャルD)を知らない人に向けて、どの様な作品だったかを解説したいと思います。
頭文字D(イニシャルD)ってどんな内容?
頭文字D(イニシャルD)は、イマイチ目立たない主人公の藤原拓海が、公道レースを通じて、峠最速への勝負や恋愛を繰り広げる自動車青春漫画。
高校生である藤原拓海が、あるきっかけにより、公道最速を意識する高校生編と、その過程で出会う高橋兄弟と共に、峠最速を目指すプロジェクトD編の二部構成となっています。
作品中には、多くのスポーツカーの登場や、峠最速を目指すためのドライビングテクニックなど、その当時の走り屋達に、衝撃を与えた漫画だったのです。
漫画の人気の高さから、アニメを始めとして、映画やゲームなどのコンテンツ作品も多く、車漫画でこれ程までの幅広いコンテンツをリリースしたのは、頭文字D(イニシャルD)が初めてではないでしょうか。
頭文字D(イニシャルD)の影響を受けた当時のクルマ好きは、登場人物の車を模倣したカスタマイズ車両を愛車としている事が流行っており、特に藤原拓海が乗車したAE86 トヨタスプリンタートレノは、爆発的な人気を誇ってました。
2020年となる今でも、AE86 トヨタスプリンタートレノなど、登場した車両は現在でもカルト的人気を誇っており、状態の良い登場車両は高値で取引される程。
また、ドリキンでおなじみの土屋圭一氏も、藤原拓海と同じAE86 トヨタスプリンタートレノをカスタムした車両を大切に乗っており、本人もAE86の魅力にどっぷりと浸っている様です。
色々と脱線した感もありますが、とにかく車を通じた、若者の生き様を描いた漫画といえるでしょう。
頭文字D(イニシャルD)の連載は2013年に惜しくも終了しましたが、アニメ版などは、有料チャンネル等で今でも放送されており、その当時を知らない現在の若者にも、少なからず影響を与えている。
前置きが長くなりましたが、登場人物の車両を写真付きで紹介します。
第一部『高校生編』登場車種一覧
頭文字Dに登場する車両は国内メーカーを主としたスポーツカーのオンパレード。
主人公の藤原拓海の愛車をはじめ、他の登場人物が愛した車種を紹介します。
トヨタスプリンタートレノ AE86「藤原拓海」
トヨタスプリンタートレノAE86は、通称ハチロクと呼ばれ、主人公の藤原拓海の愛車である。ハチロクの通称は、現在販売されるトヨタ86に受け継がれている。ボディカラーが上下白黒のツートンカラーで、ユーザーからは「パンダトレノ」と呼ばれ愛された。
頭文字D連載スタート時点でAE86は生産終了されていたが、頭文字Dの影響もあってか、当時より人気の高いコンパクトFR車であった。ドリフトの第一人者である、土屋圭一氏の愛車もAE86であり、当人はAE86によりドライビングスキルを学んだと語っている。
マツダRX-7 FD3S「高橋啓介」
マツダRX-7 FD3Sを駆るのは、高橋兄弟の弟啓介。マツダの至宝であるロータリーエンジンを搭載しており、どこまでも伸びて行くようなエンジンフィールに、当時の車好きには羨望の眼差しだった。
コンピュータやブーストアップにより、最大出力が、手軽に向上できることから、カスタムユーザには絶大なる人気を博した。
また、流れるようなエクステリアは、スポーツカーとしての存在感を大きく高めた。
マツダ サバンナRX-7 FC3S「高橋涼介」
マツダサバンナRX-7 FC3Sを駆るのは、赤木レッドサンズのリーダーであり、高橋兄弟の兄である涼介の愛車。
涼介は、登場人物の中で、最も優れたドライバーの1人と呼ばれた。
弟のRX-7よりも1世代古いものであるが、車両の前後重量配分に優れており、レベルの高い走行性能を実現した車両である。
日産 シルビア Q’s S14「中村賢太」
高橋兄弟のチームである、赤城レッドサンズの中村賢太の愛車が、日産シルビアQ's S14。先代のS13よりも車格が大きくなり、 3ナンバー化されたが、この大型化により、シルビアの得意とする軽快感が失われたことにより人気は低迷した。S13同様、自然吸気エンジンのQ's、ターボエンジンのK'sに分かれており、中村賢太の愛車は、自然吸気エンジンのQ'sだった。
日産 スカイラインGT-R BNR32 「中里毅」
妙義ナイトキッズのリーダーである、中里穀の愛車が、3代目のGT-Rである、日産スカイラインGT-R BNR32。2代目GT-Rが販売終了してから16年の月日が流れた後に復活したGT-Rで、280psを発揮する力強いエンジンと、筋肉質なエクステリアでありながら、コンパクトな車格により、当時は絶大な人気だった。現在でも高い人気を誇り、中古市場では高値をつけて販売されている。
ホンダ シビックEG6「庄司慎吾」
妙義ナイトキッズのメンバー、庄司慎吾の愛車は、ホンダシビックEG6。
軽量コンパクト、FFレイアウトのボディにより、高い旋回性能を有した。
自然吸気エンジンでありながら、ホンダの代名詞である、VTECエンジンを搭載。排気量は1.6リッターでありながら、170psを誇り、また、足回りが前後ダブルウィッシュボーンだったこともあり、スポーツドライビングにピッタリのFF車であった。
日産 シルエイティ (顔面スワップ)「佐藤 真子」
頭文字D作中で、数少ない女性ドライバーである、インパクトブルー佐藤真子の愛車がシルエイティ。シルエイティは日産の180SXに、S13シルビアのフロントを移植した、顔面スワップ車であり、シルビアの「シル」ワンエイティの「エイティ」を繋げたネーミングだった。
シルエイティの逆バージョンである、シルビアに180SXのフロントを移植した、ワンビアなる、スワップ車も存在しており、当時は、現在では簡単ではないカスタム文化が根付いていた。
三菱ランサーエボリューションIII GSR CE9A「須藤京一」
エンペラーのリーダーである、須藤京一の愛車がランサーエボリューションIII。
2リッターターボエンジンでありながら、最高出力が270psを発揮。
当時より人気が高かったWRCにて、トミマキネンが駆る、エボIIIは5回の優勝を勝ち取り、年間ドライバーズチャンピオンを獲得した車である。
三菱 ランサーエボリューションIV CN9A「岩城清次」
エンペラーの2番手である、岩城清次の愛車が、ランサーエボリューションⅣ。
エボシリーズの4番目となるエボⅣには、アクティブヨーコントロールが採用されており、先代のエボIIIと比較して、大幅に旋回性能がアップしたモデルである。また、最高出力も280psで最大トルクは36.0kgf-mと、当時の2リッターターボ車の中では最高レベルのパワーを誇った。また、最後の5ナンバーのランサーエボリューションであった。
トヨタ カローラレビン AE86「秋山渉」
埼玉からの刺客である、秋山兄妹の兄、秋山渉の愛車が、トヨタカローラレビンAE86。主人公の藤原拓海の愛車のトヨタスプリンタートレノAE86の兄弟車である。レビンとトレノの大きな違いは、レビンが固定式ヘッドライト、トレノがリトラクタブルヘッドライトである。
作中での渉のレビンは、後付けターボであったが、その後スーパーチャージャーに換装した。秋山渉のこだわりとして、古い車で新しい車を追い詰める事に快感を覚えており、正にジャイアントキリングである。
トヨタMR2 SW20「小柏カイ」
小柏親子の息子である、小柏カイが駆るのが、トヨタの2代目MR2。
MR2のMRとは、ミッドシップエンジン後輪駆動の意味であり、高い旋回性能と、車両の重量配分が優れており、コーナリングマシンと呼ばれた。
エンジンには2リッター直4エンジンであるが、このエンジンには、自然吸気エンジンと、スーパーチャージャー、ターボと3パターン存在しており、最大出力はターボエンジンの245psを誇った。
また、日本の自動車メーカーで、初となるMRレイアウトの市販車でもあった。
日産 シルビアK’s S13「池谷浩一郎」
作中では、主人公の藤原拓海の先輩である、池谷浩一郎は、秋名スピードスターズのリーダーであり、愛車は日産シルビアK'sS13。この車両はその当時のデートカーともてはやされており、若者でも手の届きやすい価格と、カスタムベースとして、素直な車であった事から、絶大な人気を誇り、シルビア史上最も売れた車でもある。
因みに、秋名スピードスターズは、ドラテク追求の走り屋ではなく、自動車好きが集まる同好会てきなチームであった。
トヨタ カローラレビンSR AE85「武内樹」
主人公の友人である、武内樹が駆るのが、トヨタカローラレビンAE85。
樹は拓海の駆るAE86に憧れを抱いていたが、AE85をAE86と勘違いして購入した車であった。
AE86と比較しても、非力なエンジンであり、スポーツドライブには適さない車だが、カスタムベースの車両としては適しており、そのポテンシャルは高かった。
日産 180SX RPS13「健二」
秋名スピードスターズリーダーである池谷浩一郎の親友である、健二の愛車が、日産の180SXだった。
姉妹車である、シルビアS13同様人気が高く、1989年から1999年の10年間に渡って販売されていた。
車の基本的な構造はシルビアS13と同じであり、それにより、インパクトブルーの真子の様な、顔面スワップが可能な車両だった。
肝心のエンジン出力は、180SXの中後期のSR20DETの205ps、最大トルクは28.0kgf·mであった。
トヨタ カムリ SV40 「立花祐一」
主人公の拓海の父親である、藤原文太の友人であり、秋名スピードスターズの池谷が務めるガソリンスタンドオーナーの立花祐一の愛車がトヨタ・カムリ。
ドラテクに優れた文太からは運転が下手と言われるものの、ドラテクの知識は豊富であった。
2020年現在でも、カムリは販売されているが、立花の愛車は現在のカムリよりもコンパクトな車格を持つ。トヨタのスタンダードである、カローラよりも上位のファミリーカーでもあった。
トヨタ セリカGT-FOUR ST205「御木」
藤原拓海の先輩である御木の愛車が、トヨタセリカGT-FOUR。
セリカはFF者のイメージがあるが、GT-FOURはフルタイム4WDであり、当時のWRCにも参戦した、ラリーベースのモデルでもある。
エンジンは2リッター直4ターボエンジンであり、最大出力は255psを発揮。
補足として、御木は他の出演人物と違い、優れたドラテクを持たず、スポーツカー好きの一般人だった。
メルセデス・ベンツ W201「なつきのパパ」
藤原拓海が好意を寄せる「なつき」がパパと呼ぶ男性の車が、メルセデス・ベンツの5ナンバー車であるW201型。
現在のメルセデスのCクラスの元となる車両。日本では190Eと呼ばれることも多い。車両性能としては、コスワース社のヘッドを搭載したモデルもあり、ドイツツーリングカー選手権の参戦による、ホモロゲモデルも発売されるなど、スポーティなイメージをもつ車両であった。
スバル インプレッサ WRX STi Version V GC8「藤原文太」
主人公の藤原拓海の父親である、藤原文太の愛車として登場したのが、インプレッサWRX STIであった。
文太は作中では、伝説の走り屋であり、実は作中の中で最も優れたドラテクを持っていたと言われる。
愛車のインプレッサは、1990年代に絶大な人気を博した、WRCに参戦したモデルであり、三菱のランエボシリーズとライバルであった。
インプレッサWRX STIのエンジンは、水平対向4気筒Eターボエンジンであり、最高出力は280psであった。
現在は、WRXの名称で販売されているが、伝説となったエンジンEJ20は、2019年をもって、最後のエンジンとなった。
第二部『プロジェクトD編』登場車種一覧
マツダ ユーノス・ロードスター NA6CE 「末次トオル」
セブンスターリーフのダウンヒルスペシャリストである、末次トオルの愛車がユーノスロードスター。
ロードスターは、コンパクトオープンモデルを世界中に認知させた、マツダ渾身のスポーツカーである。
搭載エンジンは、1.6リッター直4エンジンのB6ZEで、最高出力は120psであるが、作中では1.8リッターにボアアップしたエンジンに、4連スロットルの搭載により、190psを発揮していた。
また、重量配分は前後50対50と理想的な車両であった。
日産スカイライン 2ドアクーペ 25GT-TURBO ER34「川井淳郎」
セブンスターリーフのグリップ走行スペシャリストである、川井淳郎の愛車が、日産スカイライン2ドアクーペであった。日産スカイラインGT-Rを除くスカイラインの中で、最も優れたモデルであった25GT-TURBOは、自然吸気エンジンと思わせる、素直なレスポンスが特徴だった。
四駆のGT-Rではなく、FRの25GT-TURBOを愛車にする川井に対して、高橋啓介が「いい趣味だ」と言わせるなど、正に玄人好みの車であったと言える。
ホンダシビック TYPE R EK9「二宮大輝」
東堂塾のトップクラスのドラテクを持つ二宮大輝が駆るのが、ホンダがリリースする3番目のタイプRであり、シビック初となるタイプRであるEK9。
搭載エンジンは1.6リッターでありながら、最高出力が185ps/8200rpmと高回転型のエンジンであり、レスポンスの良さと、軽量ボディによりスポーツカー愛好者に絶大な人気を誇った。
最高出力の185psを数字だけで見ると、現在では非力に感じるが、1リッター当たりの出力は115psを超えており、現在においても、看過できないエンジン出力である。
ホンダインテグラ TYPE R DC2「酒井」
東堂塾の二宮の先輩である、酒井の愛車が、ホンダタイプRの2番手である、インテグラタイプRである。
酒井は東堂塾の中で、最も駆け引きに優れており、東堂塾の中で最も優れたドライバーと呼ばれた。
搭載エンジンは1.8リッター自然吸気エンジンであり、最大出力は200psを誇る。
こちらのエンジンも1リッターあたり111psを絞りだす高回転型のエンジンであった。
日産シルビア S15 「東京から来た2人」
東京から来た2人の愛車が、日産シルビアS15。前代のS14が3ナンバーになり大型化した事で、いまいちな人気であったことから、S15では5ナンバーに変更となった。
シルビアの最終モデルとなるS15に搭載されるエンジンは、自然吸気のSR20DE型、ターボエンジンである、SR20DET型の2種あり、ターボ車でMTモデルであるspec.Rは250psを発揮した。
因みに東京から来た2人は、作中ではスポット出演の雑魚キャラである。
マツダRX-7 FD3S「岩瀬恭子」
定峰峠をホームとする、とした秋山延彦がリーダーを務めるチームで、チーム名はない。ここのメンバーである、岩瀬恭子が駆るのが、マツダRX-7 FD3Sであり、高橋啓介と同じ車両である。
作中では、岩瀬の意中の男性が高橋啓介であるが、啓介に振られている。
啓介のFD3Sとの違いは、啓介がツインターボに対し、岩瀬はシングルターボである。
高橋啓介とのバトルでは、ターボ特性の違いを利用されて、敗北を喫した。
トヨタアルテッツァ SXE10「秋山延彦」
トヨタ・アルテッツァを駆るのが、岩瀬のチームリーダーである秋山延彦。
アルテッツァには、直6エンジンと直4エンジンの2種類あったが、秋山のエンジンは直4+6速MTの組み合わせだった。
当時の2リッター自然吸気エンジンの中で、最高出力を達成している。
現在ではアルテッツァは廃盤車であるが、レクサスのISシリーズとして、現在に至る。
スズキカプチーノ EA11R「坂本」
アルテッツァでAE86に敗北した秋山延彦が新しく結成した、埼玉北西エリア連合チームのラリードライバーである、坂本が駆るのがスズキカプチーノ。
カプチーノのは軽自動車でありながら、FRレイアウトのオープンカーであった。
エンジン出力は、軽自動車自主規制最大である64ps。
作中では130psにパワーアップしたが、藤原拓海が駆るAE86に敗北した。
補足として、頭文字Dのバトル参戦車の中で、唯一の軽自動車であった。
三菱ランサーエボリューションV CP9A「会川」
埼玉の土坂峠を本拠地とする、ランエボのチームメンバーである、会川の愛車がランサーエボリューションⅤ。
ランエボ初となる3ナンバーサイズに拡大された車両でもある。
会川は走り屋でありながらも、路面にオイルを撒き散らす卑劣な手段を提案するなど、悪役キャラであった。
エボⅤに搭載されるエンジンは4G63型2リッター直4ターボエンジンであり、最高出力は280psを発揮する。
当時の国産280psを発揮する車の中でも、群を抜いた加速性能と走行安定性をもっており、筑波サーキットのタイムアタックでは、大排気量車の記録を更新するなど、大きな注目を浴びた車でもある。
三菱ランサーエボリューションVI トミ・マキネン・エディション GSR CP9A「一条」
先述の会川と同じチームである、一条の愛車がランエボⅥ TME。
ランエボⅥ TMEは、当時の三菱のWRCドライバーである、トミマキネンの4年連続のドライバーズチャンピオンを記念した特別モデルで、TMEとは、トミマキネンエディションの略称であり、ランエボ6.5とも呼ばれた。
日産シーマ FY33「元暴走族リーダー」
北関東で勢力を誇る、元暴走族のリーダーの愛車が日産シーマ。
土坂ランエボチームメンバーと同窓だったこともあり、高橋兄弟のプロジェクトDを暴力で潰すために登場したが、実は過去に高橋啓介の舎弟を務めてたこともあり、卑劣な手段でプロジェクトDを追い込むランエボチームの反目となり非難した。
ホンダS2000 AP1「城島俊也」
パープルシャドウ城島の愛車がホンダFRの最高傑作と呼ばれるS2000。
城島は片手ステアリングコントロールに長けていた事から、ゴッドアームと呼ばれていた。
城島のS2000は前期型で、2リッター自然吸気エンジンのF20Cを搭載。最高出力は驚愕の250psを発揮しており、タイプRでは無いものの、リッターあたり、125psを発揮する、超高回転型エンジンであり、そのピストンスピードはフォーミュラ1エンジンに匹敵するものであった。
オープンボディでありながら、ハイエックスボーンフレームの採用で、ボディ剛性が高く、2009年に生産終了したものの、2020年現在の中古市場では、高値を維持する、ハイパフォーマンスカーである。
日産スカイラインGT-R BNR34「星野好造」
パープルシャドウのゴッドフッドと呼ばれる星野の愛車が日産R34型GT-R。
星野は自他共に認めるGT-R好きであり、本人も死ぬまでGT-Rに乗り続けると豪語しており、歴代の愛車はR32、R33、R34である。
R34型は先代のR33の大型化による不人気を払拭する為に、ホイルベースや全長をサイズダウンさせた。
また、スカイライン名義のGT-Rとしては、最後のモデルであり、R34型が本当のGT-Rと認識する者も少なくない。
搭載エンジンはRB26DETであり、最高出力は自主規制上限の280psを発揮。
他にも、アメリカ映画であるワイルドスピードのメイン車両としても登場しており、全世界にスカイラインGT-Rの名前を知らしめたモデルでもある。
マツダロードスターRS NB8C「大宮智史」
チーム246のリーダー大宮智史が駆るのが、マツダ・ロードスター。因みにユーノスロードスターとの違いは販売チャンネルの違いである。
大宮は最狂のクレイジーダウンヒルと称され、その理由として、優れたライン取りと、正確なブレーキングである。
因みにチーム246は国道246号線に由来しており、プロジェクトDの進撃を止める為の4ステップディフェンスラインの一つ目のチームである。
このロードスターは2代目モデルであり、初代との外観の大きな違いは、固定式となったヘッドライトだろう。
また、NB8Cから、エンジンが1.8リッターに拡大されており、最高出力は130psとなる。
三菱ランサーエボリューションVII GSR CT9A「小早川」
チーム246所属である小早川は、作中のランエボ乗りのなかでも、最もフェアプレイを好むドライバーで、愛車はランエボⅦ。
高橋啓介とのヒルクライム勝負では、啓介の実力を測るために後追いを選ぶが、
啓介の圧倒的な走行により、完全敗北する。
エボⅦは、伝統の4G63直4ターボエンジンを搭載。最高出力は自主規制上限の280ps、最大トルクは39kgf-m。
また、エボⅦよりヘッドライトがHIDとなり、夜間走行の視認性が高まると共に、ファッション性も高まったモデルともいえる。
トヨタスープラ JZA80「皆川英雄」
プロジェクトDの進撃阻止の命題とした4ステップディフェンスラインの2つ目のチームが、レーシングチームカタギリストリートバージョンのメンバーであり、プロドライバーの皆川の愛車がトヨタスープラ。
スープラは1990年代に、日産GT-Rと共に人気を博した。3リッター直6エンジンを搭載しており、最高出力は自主規制上限の280ps。
エンジンが直6であることから、作中の他の車両と比較しても車重が重く、峠バトルには本来向いてない車両である。
2019年新型スープラも復活しており、スープラの歴史が再びスタートしたことも記憶に新しい。
トヨタMR-S ZZW30「小柏カイ」
作中前半にMR2を愛車としていた小柏カイが、レーシングチームカタギリのメンバーとして駆るのが、MR2後継車のMR-S。
搭載エンジンは、自然吸気1.8リッター直4エンジンで140psを発揮する。140psとは、何とも非力なエンジンかと思われるが、車重が970~1020kgと軽量だったことから、加速性能や旋回性能に優れており、正に峠向きのスポーツカーである。
Z33 フェアレディZ – 池田竜次
プロジェクトDの進撃阻止の命題とした、4ステップディフェンスラインの3つ目のチームがチーム・スパイラル。
同チームのヒルクライム担当である池田竜二の愛車が日産フェアレディZ。
池田のフェアレディZは5代目モデルであり、3.5リッターの自然吸気V6エンジンを搭載している。
5代目のフェアレディZは4回ものエンジンアップデートを実施し、最も最高出力が高いVQ35HRエンジンは313psを発揮する。
日産シルビア Spec-R S15「奥山広也」
チーム・スパイラルダウンヒル担当の奥山広也の愛車が、シルビアの最終モデルであるS15。
先述の東京から来た2人の車両と同じである。
ホンダ NSX NA1「北条豪」
4ステップディフェンスラインを計画した、神奈川三大チームの一つ、サイドワインダーチーフドライバーの北条豪の愛車は初代NSX。
NSXは世界初となる、全アルミのモノコックボディを採用したことで、当時の自動車業界を驚かせた。
NSXはエンジンを運転席後方に搭載したミッドシップレイアウトリアドライブを採用。
エンジン最高出力は3リッターのC30A型、3.2リッターのC32B型共に280psであるが、C32B型は最大トルクが31kgf-mと、C30Aよりも1kgf-m向上している。
トヨタスプリンタートレノ GT-APEX 2door AE86「乾信司」
サイドワインダーの最終兵器である、乾信司の愛車が、スプリンタートレノAPEX 2DOOR。
主人公の藤原拓海と類似した共通点(片親、無免許運転歴、愛車がAE86、毎日同じコース走行等)を持つ。
藤原拓海のハチロクとの違いは、拓海が1983年前期型3ドアモデル、乾は1995年後期型2ドアモデルである。
日産スカイラインGT-R BNR32「北条凜」
サイドワインダー北条豪の兄で、プロジェクトDの高橋涼介の在籍する医科大学の先輩である北条凛の愛車が、日産スカイラインGT-R R32型。
理論に基づいたドライブテクニックを持ち、弟の豪や高橋涼介の師匠である。
北条凛は死神GT-Rと呼ばれており、その理由は、過去に高橋涼介と三角関係であった婚約者に対する嫉妬心から、婚約者を自殺に追い込み自分を見失う。これをきっかけに、無差別で相手の車にぶつかりクラッシュさせる事から、死神GT-Rと呼ばれることになった。
頭文字Dは90年代の車や自動車文化を伝えていく作品である。
頭文字D(イニシャルD)は1995年から最終回の2013年まで連載された、自動車漫画の最高傑作の一つです。漫画の影響により、当時の若者はスポーツ走行できる車に熱中していました。
作中で描かれる峠バトルは、実際には道路交通法違反ですが、当時はそんなのお構いなしで、スポーツ走行を楽しむ人も少なくない時代でもありました。また、車のカスタマイズに関する知識や、ドライビングテクニックを学ぶ事もあり、魅力的な情報コンテンツでした。
バブル崩壊後の2000年以降は、排ガス規制などの環境問題により、スポーツカーの人気が低迷。そこに低燃費車や、車内空間を売りにした車の人気によって、街中でスポーツカーを見かける事が少なくなった。
90年代を青春時代としてきた筆者はスポーツカーの衰退に対し寂しい思いもあるが、90年代を体感できたからこそ、スポーツカー不人気の現在でもスポーツカーをリリースする自動車メーカーに賛辞を送りたい。
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