近年増加傾向にあるあおり運転ですが、あおり運転がきっかけとなる事故において、自動車保険の補償対応はどうなるんでしょうか？
今回はあおり運転対策として、事故に巻き込まれた時の補償内容を調べてみました。
あおり運転事故の保険補償内容は？
あおり運転が原因となる事故において補償されるかされないかは、加害者と被害者によっては大きく異なります。
あおり運転加害者の補償内容
あおり運転での加害者補償に関しては、ゼロ補償となり、例え搭乗者障害保険、人身傷害保険、自損事故保険、車両保険に別途加入していたとしても、一切の補償がありません。
自動車保険の約款にはこんな感じで記載されてます。
「運転者の故意や飲酒運転、無免許運転、あおり運転などの重大過失がある場合、保険金の請求は認められない」
この他にも保険金の支払いが拒否される内容は以下の通り。
- 契約者、被保険者が故意におこした事故
- 記名被保険者の家族対する対人、対物補償
- 被保険者が飲酒運転、違法薬物使用運転などの過失事故により、被保険者や保険契約車両の損害
- 無免許運転による場合で本人や保険契約車両の損害
- 海外で発生した交通事故
- 年齢、運転者、車の使用目的など、補償範囲外の場合
- 自然災害によって発生した損害
- 戦争や紛争、他国の武力行使、テロなどの損害
この様に、あおり運転などの重大過失以外にも補償されないケースがあります。
あおり運転被害者の補償内容
あおり運転により被害者となった場合は、被害者救済として、加害者側の自賠責保険や任意保険により、対人対物保険金は支払われる事になってます。
例えば相手の危険なあおり運転により、車に追突されガードレールに衝突した場合や、相手の飲酒運転による事故なども、相手側の自賠責保険や自動車保険によって救済されます。
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あおり運転する奴は保険に入ってない？補償は？
あおり運転をする様な奴が自動車任意保険に加入してるでしょうか？
下手すると、自賠責保険や車検切れ状態で運転してる奴も多いのではと感じざるを得ません。
何故なら暴力・迷惑行為などの事件は貧困から生じやすいからです。
もし、あおり運転の被害者となり、大切な車や家族が犠牲になった時に、加害者が無保険時の保険補償はどうなるんでしょうか？
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被害者側（自分）の保険特約で補償
損害保険料率算出機構が2017年に発表した「自動車保険の概況」で、自動車任意保険の対人対物賠償の加入率は、平均約74％となり、約26%の人は任意保険に加入していません。
この様に、あおり運転以外でも事故の相手の保険加入状況により、怪我や修理に関して自腹支払となり泣き寝入りするしかないケースもあります。
事故の相手が無保険でも、損害賠償を支払う財力があれば賠償請求も可能ですが、無保険の人に財力があるとは考えられません。
この様な事故に巻き込まれた時に役立つのが自身の保険特約です。
その特約とは以下の通り。
特約内容 | 補償内容 |
車両保険 | 自動車損害補償 |
人身傷害 同乗者傷害 無保険車傷害 | 自分や同乗者の傷害補償 |
弁護士費用特約 | 事故による示談交渉や賠償請求に関わる業務を代理してくれる |
この様な特約を別途契約する事で、最悪のケースに巻き込まれずに済みます。
被害者側の過失がゼロの場合、上記特約を使ったとしても、保険会社の契約内容によっては等級ダウンもなく、保険金が支払われます。
また、被害者側過失ゼロの場合は、自身が加入する保険会社による加害者側との示談交渉をしてくれません。
そもそも過失が無いので自身の保険会社が動いてくれません。その欠点をカバーするのが弁護士費用特約です。
弁護士費用特約により、加害者側との示談交渉や損害賠償請求などの業務を代理で行ってくれますので、精神的負担も軽減されます。
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あおり運転を防ぎ証拠を残すならドライブレコーダーは必須
あおり運転が増加する中で、注目を浴びているのがドライブレコーダーです。
ドライブレコーダーは車の前後や３６０度撮影する機能を持つものもあり、万が一の防御策としては非常におすすめグッズです。
最近は自動車保険のドライブレコーダー特約も用意され、あおり運転被害や交通事故の証拠として活用されています。
ドライブレコーダー特約については以下の記事に詳しくまとめてますので是非ご一読ください。
下記記事はあおり運転動画をまとめたものです。見てるとかなりムカつきます！！
あおり運転被害の保険補償のまとめ
あおり運転による補償は、被害者側は救済の観点から補償されますが、完全なる補償と言えません。
自動車保険の特約を活用する事で、最悪のケースを回避する事も可能。
皆さんが加入してる自動車保険は最悪のリスクを考慮した設計でしょうか？
これを機会に、自動車保険の見直しを実施して自身にピッタリで、補償内容も充実されるプランを検討することをおすすめします。
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