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自動車保険

「大雨・洪水など」水害時の車両保険の補償範囲は?

2020年8月27日

この記事を書いてる今日は西日本豪雨の真っ只中で、記録的な大雨により大雨特別警報が発表されるなど、西日本の広範囲で大雨に伴う大きな被害や車両の水没が多く発生していました。水害のニュースを見た時にふと頭を過ぎったのは、水害にあった車は車両保険の補償でまかなえるのか?って事でした。

ちなみに車両保険に入ってる方の割合ってご存知ですか?2016年度末の調査によると自動車保険加入者の43.5%が車両保険も契約しています。この数字が多いのか少ないのかは別として、ここ数年は目立つ災害が多く、自然災害に対する車両保険の補償はどこまで対応してるのかを調べてみました。

車両保険で補償されるケース

車両保険で補償されるケースは、加入してる車両保険のタイプにより変わってきます。

車両保険にはオールリスク型とエコノミー型の2つに分かれ、その型により補償内容に違いがあります。下記の表はオールリスク型とエコノミー型の補償内容を表した内容です。

補償ケースオールリスク型エコノミー型
車やバイクとの接触や衝突
自転車との接触や衝突×
電柱・建物などへの接触や衝突(自損事故)×
あて逃げ×
墜落・転覆×
高潮・台風・洪水・火災・爆発など
いたずら・落書き・盗難
飛び石による損害・窓ガラスの損害
地震・津波・噴火××

この表を見ると、自然災害で補償されるケースは台風・洪水・高潮などに限定されており、地震・津波・噴火に関しては補償されません。ですが、地震・津波・噴火の特約を付帯させる事で、車両保険の補償を受ける事が可能になります。

近年は災害の種類が多岐にわたり、いつどこで自然災害が発生するかわかりません。自然災害を予測して被害を防ぐ事はある程度可能ですが、完全に災害を防ぐ事は難しい状況でもあります。

ですが、所有車両に関しては車両保険加入+地震・津波・噴火の特約を付帯させる事で損害を受けた車両を守る事は可能です。もちろん保険料が高くなりますが、いざという時の備えとして車両保険+地震・津波・噴火の特約内容で契約する事が必要な時代に差し掛かってるのかもしれません。

近年の台風や洪水による水害状況

2017年7月から2020年7月の間に発生した大きな被害をもたらした自然災害は少なくとも次の10災害です。

  • 2017年7月 台風3号
  • 2017年7月 九州北部豪雨
  • 2017年7月 台風5号
  • 2017年9月 台風18号
  • 2017年10月 台風21号
  • 2018年1月 南岸低気圧及び強い冬型の気圧配置による大雪・暴風雪等
  • 2018年2月  強い冬型の気圧配置による大雪
  • 2018年7月 台風7号
  • 2018年7月 西日本豪雨
  • 2020年7月 熊本を中心とした九州豪雨

特に7月が目立ちますが、甚大な被害をもたらした自然災害でもあり、これを完全に防ぐことは難しい現実もあります。

災害を防ぐ事は難しくても、損害保険との契約により車や家財などはしっかりと補償されます。今回の事前災害を他人事とは考えずに、何かあった時の補償を見直すチャンスかもしれません。

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  • この記事を書いた人

car460

自身の趣味である自動車ドライブやカスタム、メンテナンスでの知識を踏まえ、自動車に関して経験してきたことや、パーツ購入を通じて得た経験を当ブログにて情報発信しております。

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