この記事で解る結論
- ハンコックタイヤは、世界タイヤ販売ランキングで7位のグローバルメーカー
- 近年ではモータースポーツに参戦するなど、性能面を強化している
- 価格がお手頃なので、沢山のタイヤを比較したい人には購入しやすい
- 日本を始め世界中の自動車メーカーの純正タイヤとして採用実績がある
ハンコックは韓国のタイヤメーカーです。日本ではアジアンタイヤのカテゴリーとして認知されていますが、2022年時においては、韓国内で45%の販売シェアを持ち、2021年の世界販売ランキングでは7位の位置につけるグローバルタイヤメーカーです。
日本国内でもハンコックが人気ですが、その秘密は性能と価格のバランスが良く、コスパの良いタイヤメーカーとして認知されていることが理由の一つです。
今回はそんなハンコックタイヤの評判や口コミ、おすすめのタイヤを紹介します。
ハンコックタイヤの評判は悪いの?良いの?
ハンコックタイヤは、日本国内においてはアジアンタイヤとして認識されており、アジアンタイヤが浸透してきた2000年代初頭においては、「タイヤ価格は安いが性能も悪い」という認識が浸透していました。
しかし、年月が経つにつれてハンコックタイヤの性能も向上し、品質においては国内ブランドタイヤを肩を並べるまでに成長していますが、性能が向上しているにも関わらず、日本国内でのハンコックタイヤの販売価格は安く、コストパフォーマンスに優れています。
実際に、アメリカの業界専門誌である「モダンタイヤディーラー」が調査した世界のタイヤ売上ランキング2021年版において、ハンコックタイヤは7位を獲得しています。
ちなみにハンコックタイヤは、日本の横浜ゴムより順位が高く、中国や台湾などのアジアンタイヤメーカーの中でトップの順位につけています。
この情報から読み解くと、以前のハンコックは性能が悪いものでしたが、現在においては性能が良いものとして世界的に認知されています。
ハンコックタイヤの口コミ評価は?
ハンコックタイヤユーザーの口コミ評判を、ツイッターで調べてみました。
ハンコックタイヤを装着したユーザーはどのような評価をしているのでしょうか?
ハンコックユーザーの評判を見ると以下の内容が気になりました。
ハンコックのユーザー評価
- 雨でも全然大丈夫
- グリップ系のタイヤは価格以上に性能が良い
- 5万キロ以上走行したが変な感じがなかった
- タイヤが硬い印象がある
- ストレスを感じる
- アジアンタイヤでも普通に良い
- 高級車に履かせてるとネガティブな印象を持たれる
- 激安アジアンタイヤ比較でロードノイズが低減
- ハンコックタイヤの工場が火事なり流通が心配
ハンコックユーザーの口コミを調べると、良い口コミも悪い口コミも両方見受けられましたが、装着する車種との相性もあるかと思います。
私の愛車であるシビックにはミシュランのパイロットスポーツ4Sを装着していますが、タイヤの1本が低速走行時に路面を叩くような周波音が発生します。
ミシュランタイヤであれば間違いないと思って装着しましたが、ミシュランほどのメーカーであっても当たり外れがあるということを学びましたし、ハンコックに対して悪い口コミをしている人も、購入したタイヤの個体差が悪かったのとアジアンタイヤのイメージも重なって、更なる悪評を抱いたのかもしれません。
また、現在においてもアジアンタイヤ全般に対し、ネガティブなイメージを持つ人がいることも事実です。
高級車にアジアンタイヤ?みたいな印象を持つ人がいますが、ブランドなんかに惑わされない!って方には、コスパに優れたアジアンタイヤはおすすめの選択肢ではないでしょうか?
ハンコックタイヤ工場が火事被害に
気になるトピックとして、ハンコックタイヤの工場が火災被害にあったとのことで、2023年4月現在では、ハンコックタイヤの在庫が少なくなってきており、銘柄によっては購入が難しくなっています。
そこでおすすめなのが、台湾のタイヤメーカーであるナンカンタイヤです。
ナンカンタイヤも性能と価格のバランスが良く、日本でも広く認知されるアジアンタイヤです。
ナンカンタイヤについて詳しい情報をまとめてますので、タイヤ交換を急いでいる人は是非参考にして下さい。
もう一つおすすめなのが、日本が誇るメジャーブランドであるブリヂストンの新しいタイヤであるNEWNO(ニューノ)です。
NEWNO(ニューノ)は、ブリヂストンのコンフォートタイヤのエントリーモデルですが、価格帯も安く、最新の技術を採用していることから、当サイトにおいても高いアクセス数を持つ銘柄です。
NEWNO(ニューノ)についても詳しくまとめてますので、こちらも是非参考にして下さい。
ハンコックタイヤの寿命は?
ブリヂストンなどの国産タイヤの寿命は大体3年程度いわれてますが、アジアンタイヤ全般としては大体2年程度と言われています。
以下のツイッターユーザーも、MINI純正装着のハンコックが2年しか持たないと嘆いていますね。
国産タイヤとアジアンタイヤの寿命の違いには大きく2つ理由があり、1つは使用するゴムの質、もう1つは運転手の走り方によると言われています。
1つ目のゴムの質に関しては、タイヤの開発に莫大な投資ができるメジャータイヤメーカーであれば、ユーザーが求める価値(高寿命など)に合わせたタイヤの開発ができます。
しかし、開発費をかけることができない、または、タイヤを安く販売したいタイヤメーカーであれば、タイヤ価格を安くしてその分タイヤの寿命を諦めるといった、トレードオフの考えでタイヤを開発していると考えることができます。
2つ目の走り方に関しては、高速道路の走行が多い方や、コーナーの多いワインディングや、路面の質が悪い場所などの走行や、その様な場所での平均スピードが高い人などが当てはまります。
速度が増す事で摩擦するスピードが早くなりますし、悪路により路面とタイヤ接地面が不安定になるので、タイヤ自体の発熱や摩擦が増えることで、タイヤに負担がかかるためです。
また、日頃から空気圧管理を怠っていると、タイヤ4本の接地バランスも悪くなりタイヤ自体の摩耗バランスも悪くなってしまいます。
タイヤの寿命に関しては、タイヤ自体の性能もあると思いますが、どの様な走り方をするのか?ということも意識することで、ある程度寿命を延ばすことも可能になります。
私が意識する寿命を延ばす方法は、制限速度を遵守すること、急発進や急旋回を避けることが、タイヤ寿命を延ばす秘訣となります。
ハンコックタイヤは韓国のグローバルタイヤメーカー
ハンコックタイヤは韓国のタイヤメーカーです。
ハンコックは1941年にブリヂストン系列の朝鮮タイヤ工業株式会社として創業。
1963年には、横浜ゴムとの技術提携しており、ハンコックのルーツは日本タイヤメーカーも深く関係している。
現在では世界180カ国以上で展開しており、世界中に開発センターやタイヤ工場を有しています。
また、2010年よりエアレスタイヤの研究開発をすすめており、2022年に韓国で開催された「大韓民国防衛産業展2022(DX KOREA 2022)」にて、新世代のエアレスタイヤ(空気を入れないタイヤ)を披露している。
ハンコックは積極的に世界中のモータースポーツにも参戦しており、日本ではスーパーGTや全日本F3選手権などへタイヤを供給。
世界に目を向けると、ルマン24時間、ニュルブルクリンク24時間、フォーミュラドリフト、ドイツツーリングカーなどに、ハンコックタイヤを供給しています。
この様な取り組みは、正にグローバルタイヤメーカーといえますね。
ハンコックタイヤの純正採用実績がある自動車メーカー
ハンコックタイヤは、世界中の自動車メーカーの純正タイヤとして採用されていることから、タイヤとしては申し分ないレベルの性能を持っています。
ハンコックを採用する日本の自動車メーカー
- トヨタ自動車
- 日産自動車
- ダイハツ工業
- 三菱自動車 など
ハンコックを採用する世界の自動車メーカー
- メルセデス・ベンツ
- BMW(MINI)
- フォルクスワーゲン
- アウディ
- ゼネラルモーターズ
- フォード
- ヒュンダイ
- リンカーン
- ポルシェ など
世界中の自動車メーカーに純正採用される理由としては、性能と価格のバランスが優れており、良い自動車をできる限り安く販売したい自動車メーカーとの利害関係が一致しているからです。
また、ハンコックタイヤは、ユーザーの高評価を獲得するために、ハンコック独自の品質管理システムや技術力、品質向上における投資を行っており、その結果として世界ランキング7位のポジションに位置しています。
こぼれ話ですが、カー用品大手のイエローハットが販売するタイヤブランドである「ZETRO(ゼトロ)」はハンコックのOEMタイヤなんですよ。
ハンコックタイヤが安くて便利に買えるお店
ハンコックタイヤってどこに売ってるの?すぐに思い出すのはカー用品店ではないでしょうか?
しかし、カー用品店に足を運んでも、愛車に適合するサイズがない場合はハンコックタイヤを取り寄せないといけません。
ハンコックタイヤの在庫がなければ、初回訪問と取り付けの時の訪問と2回もお店に行くことになります。タイヤ交換するために2回もお店に訪問するのって、時間的にも金銭的にもコスパが悪く勿体ないですよね。
と共感してくれた人におすすめなのがタイヤネット通販です。
なぜなら、実店舗は運営費(お店の家賃、人件費、広告費など)が商品価格に上乗せされているから、ハンコックタイヤを最安値で買うことが難しくなります。
しかし、タイヤネット通販は実店舗のような運営費が少ないため、その分ハンコックタイヤを安く買うことができるのです。
そしてタイヤ交換に関わるお店の訪問は交換作業時の一回のみ。価格も時間も大きな節約ができるんです。
だからハンコックタイヤを買うならネット通販がめちゃくちゃお得なんです。
代表的なお店は2つ、博多華丸・大吉さんがCM出演する オートウェイ 、三菱商事グループとオートバックスが共同出資する タイヤフッド です。
次の項目では、オートウェイとタイヤフッドが安くて便利な理由を紹介したいと思います。
オートウェイ 国内最大手タイヤ通販店
オートウェイ は博多花丸大吉さんのCMでおなじみですね。オートウェイは名古屋証券取引所に上場するプロトコーポレーションの子会社です。 プロトコーポレーションは車情報メディア「goo」を運営しており、「goo」に登録する全国3500店舗以上の自動車販売店と連携しており、オートウェイで購入したタイヤは「goo」に登録する自動車販売店や整備工場でタイヤ交換作業を実施しています。 オートウェイはタイヤホイール購入時に取り付け予約まで一括申し込み可能で、購入したタイヤも自宅近所の取り付け店舗への直送が可能だから、取り付けを依頼した場合でもタイヤを持ち込む必要がありません。オートウェイは一部離島を除き日本全国送料無料
オートウェイはタイヤホイール送料が沖縄や離島を除き日本全国無料! タイヤラインナップも豊富で、あまり馴染みの無いアジアンタイヤと呼ばれる輸入ブランドタイヤや、ブリヂストンやミシュランなど有名ブランドのタイヤまで激安販売しています。 馴染みの無い輸入タイヤでも低品質という事はなく装着ユーザーレビューも高評価です。オートウェイのタイヤ取り付けサービス
オートウェイは、タイヤ取付サービスの「タイヤピット」を運営。タイヤ取り付け費用は全国一律価格だから、どこで交換しても共通サービスが受けられるのが特徴です。 タイヤ交換工賃を下記の表にまとめてますが、少しでも気になる方は オートウェイ公式サイト をチェックしてはいかがでしょうか。タイヤ交換工賃(税別) | |
インチサイズ | 1本あたり価格 |
15インチ以下 | 1800円 |
16~18インチ | 2200円 |
19インチ以上 | 2700円 |
タイヤホイールセット交換工賃(税別) | |
軽自動車 | 750円 |
普通自動車20インチまで | 1000円 |
- オートウェイで購入したタイヤに適用される料金です
- 価格には廃タイヤ処理費、バルブ交換料金は含みません
- 工賃は、タイヤホイール脱着費、タイヤホイール組換え、タイヤバランス調整です
- 低偏平タイヤ、ランフラットタイヤ、21インチ以上のタイヤ、改造車両、特殊車などの場合は、別途費用が発生する場合があります
タイヤフッド タイヤパンク補償付き
タイヤフッドは三菱商事グループのカーフロンティアとオートバックスセブンが共同出資した、株式会社BEADが運営するタイヤ通販ショップです。
タイヤフッドが提携するタイヤ取り付け店舗数は、国内最大規模の4900店舗あり、その内の約500店舗は全国にあるオートバックス。
タイヤフッドで購入したタイヤホイールは、自宅近所のタイヤ取り付け店舗や自宅に直送してくれるから、取り付けを依頼した場合でもタイヤを持ち込む必要がありません。
タイヤフッドはパンクしたら新品に交換してくれる
タイヤフッドは有料・無料のパンク保証サービスが人気のタイヤ通販ショップです。
無料保証でも6か月間の保証期間、有料保証は最大24か月で1本のタイヤパンクでも4本交換とかなり太っ腹なサービスですねwww
保証内容は タイヤフッド公式パンク保証ページ に詳しく説明記載されているので気になる方は読み進めてください。
タイヤパンク保証の詳細は以下の通り。
6ヶ月ベーシック保証
購入条件 | 自動付帯(スタンダード保証、プレミアム保証のいずれも申込されない場合) |
保証本数 | 1本保証(パンク箇所のみ) |
保証料金 | 無料 |
保証開始日 | 店舗配送:交換予約日の午前0時 自宅配送:商品注文日の午前0時 |
保証終了日 | 保証開始日から6ヶ月後の午前0時 |
12ヶ月スタンダード保証
購入条件 | タイヤ1本以上購入かつスタンダード保証を申込されたお客様 |
保証本数 | 1本保証(パンク箇所のみ) |
保証料金 | 500円(税抜/1本) ※ゴールド会員は無料。会員制度についてはこちらをご確認ください。 |
保証開始日 | 店舗配送:交換予約日の午前0時 自宅配送:商品注文日の午前0時 |
保証終了日 | 保証開始日から12ヶ月後の午前0時 |
24ヶ月プレミアム保証
購入条件 | 同一タイヤ4本購入かつプレミアム保証を申込されたお客様 |
保証本数 | 4本保証(パンク本数に関わらず、4本以内) |
保証料金 | タイヤ購入金額税込40,000円以下:1,000円(税抜/1本) タイヤ購入金額税込40,001円以上:1,500円(税抜/1本) |
保証開始日 | 店舗配送:交換予約日の午前0時 自宅配送:商品注文日の午前0時 |
保証終了日 | 保証開始日から24ヶ月後の午前0時 ※2021年3月17日~8月31日にご購入の方は期間限定実施の「永久プレミアム保証」です。「永久プレミアム保証」は、保証期間が無期限のパンク保証サービスです。現在は新規受付を終了しております |
全プラン共通条件
保証提供回数 | 保証期間中1回まで |
保証対象 | タイヤ、交換費用、配送料 ※パンクに伴うタイヤ以外の損害(ホイールの損害等)やレッカー代、応急的な修理代等の費用は対象外 |
保証対象者 | 保証の対象者はご購入者様名義となります サービスのご提供に際しては「保証書兼サービス依頼書」が必要となります |
保証上限金額 | 上限金額:10万円(税込) ※本サービスでタイヤを提供する時点でのタイヤ販売価格、交換工賃、配送料の合計金額となり、超過分につきましてはお客様のご負担となります |
サービス対象 | 偶然な単独事故あるいは第三者による人為的な行為 |
サービス対象となる損害 |
|
タイヤフッドのタイヤ取り付けサービス
タイヤフッドは全国に4900店舗の提携取り付け店舗があります。
タイヤ取り付け工賃はオートバックスとオートバックス以外では、オートバックスの方が割高ですがこの理由は窒素ガスを充填してくれる為。
窒素ガスには、乗り心地の向上や空気圧の減りが少ないメリットがあり、メンテナンス性にも優れます。少しでも愛車の環境を良くしたい方にはオートバックスはおすすめの取り付け先ですね。
タイヤフッド交換工賃(税別) | ||
インチサイズ | ガソリンスタンド、整備工場工賃 | オートバックス工賃 |
16インチ以下 | 2400円 | 3000円 |
17~18インチ | 2900円 | 3500円 |
19インチ | 3900円 | 4500円 |
20インチ | 4400円 | 5000円 |
21インチ以上 | 5000円 | 5600 |
タイヤホイールセット交換工賃(税別) | ||
ガソリンスタンドや整備工場工賃(1本あたり) | オートバックス工賃(1本あたり) | |
すべてのサイズ | 1200円 | 1800円 |
以下の1〜4は交換工賃の補足です
- 交換料金にはタイヤとホイールの脱着費、タイヤとホイールの組み換え、タイヤバランス調整、ゴムバルブ交換、廃タイヤ、廃ホイール処分費用を含む
- ランフラットタイヤは上記料金表の2倍の価格となります
- ランフラットタイヤからの履き替えは別途費用が発生する場合があります
- 改造車両や特殊車両の場合は別途費用が発生する場合があります
今回の記事のまとめ
ここまでハンコックタイヤについて紹介してきましたが、ハンコックタイヤは韓国のタイヤメーカーであり、世界中で販売しているグローバルタイヤメーカーです。
日本とも関わりの深いタイヤであり、過去にはブリヂストンなどの日本のタイヤメーカーとの関わりも深いです。
ハイパフォーマンス性能を求めるユーザーには、少し物足りなさを感じるかもしれませんが、日常使いやワインディングなどで走る分には十分な性能を発揮してくれるでしょう。
おすすめの購入先は、タイヤの購入&交換まで一括で申し込める「送料無料のオートウェイ」「パンク保証付きのタイヤフッド」などもあり、カー用品店などで購入するよりもお得に手軽に購入できます。
タイヤにコスパを求めるユーザーや、新しいタイヤを試してみたい人にとっては、導入しやすいタイヤではないでしょうか?
長文駄文となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。