ブレンボと聞いてピンとくる方の殆どは、モータースポーツに興味を持っているのでは?ブレンボとは言わずと知れたブレーキシステム最高峰のイタリアメーカーです。
管理人が以前所有していたYAMAHA SR、現愛車のシビックタイプR FK2型も、フロントブレーキにブレンボキャリパーを装着しており、少なからずブレンボの良さをお伝えできそうです。
という事で、今回はブレンボの歴史やブレーキシステムの特徴などをお伝えしたいと思います。
ブレンボの歴史
ブレンボは1961年に創業しており、そのタイミングはディスクブレーキが開発された時であり、ブレーキメーカーとしては後発組み、従業員僅か10名程度の小さなファクトリーだった。
そして1964年、遂にイタリアの自動車メーカーであるアルファロメオより、ブレーキシステムの発注を受ける。この時をもって、イタリア初のブレーキシステムが世の中に広がった瞬間だった。
後発組にも関わらず、ブレーキシステムの技術力が高く、1970年代には二輪のモトグッツィ、フォーミュラ1のスクーデリアフェラーリに採用されるなど、この頃には、世界最高峰と呼べるブレーキメーカーに上り詰めた。
現在では、高性能スポーツカーを始め、商用車や二輪車など、様々なブレーキシステムを開発している。
二輪採用メーカー
カワサキ、スズキ、ホンダ、ハーレーダビッドソン、ドゥカティ、アプリリア、BMW、KTM等
四輪採用メーカー
ポルシェ、メルセデス・ベンツ、レクサス、ホンダ、三菱、フェラーリ、ランボルギーニ、BMW等
ブレンボブレーキシステムの装着談
ブレンボのブレーキといえば、絹を絞る様な感覚と比喩されてましたが、正にぴったりの形容と感じたことを思い出します。
管理人の初のブレンボは、YAMAHA SRに装着したキャリパー。ローターは予算の都合YAMAHA TZR250を流用しつつ、マスターシリンダーは旧型SRの純正仕様でした。
ビフォーSRは純正のドラムブレーキだったんですが、ボアアップやキャブ交換などを実施した事で、ブレーキパワーが物足りなくなった事と、その当時どうしてもブレンボキャリパーで悦に浸りたい気持ちだったからです。
とにかくそんな状態でのブレーキアップデートだった事から、初めて試乗した時のブレーキの効きに感動しました。純正ドラムブレーキと比較すると、解像度が高くなった事により、ブレーキの効き段階が指先で自由にコントロールできるようになった事。
また、ブレーキの効き方がとにかくしっとり。制動力が高いのにスムーズに効いてくれるので、車体の荷重移動が解りやすくなる効果もあり、運転して楽しいものに仕上がりました。
そして、現在の愛車であるシビックタイプR FK2には、純正でブレンボキャリパーとローターが与えられており、FF300PSオーバーの車両には、ピッタリのブレーキシステムでもあります。
こちらは比較する物が無いため、運転中の感覚となりますが、グググッーと効くと言うか、フロントに程よい荷重を移動させながら止まるので、速いスピードからの制動でもしっかりと効いてくれます。
ブレーキが効くのは当然ですが、ブレーキで挙動をコントロールしやすくなるので、峠道などは運転する楽しみが一段と高まる事は間違いないでしょう。
ブレンボブレーキシステムの特徴
ブレンボはブレーキ開発に置いて妥協が無く、どのパーツに置いても性能や意匠など、ユーザーが感動する物を提供し続けています。
ここからは、ブレンボが製造するブレーキシステムの種類を説明します。
ブレンボキャリパー
キャリパーはブレーキシステムの顔と言っても良いでしょう。技術美が詰まったそのデザインは、見る人にインパクトを与えると共に、高性能ブレーキだからこそ、運転する喜びを与えてくれます。
ブレンボのキャリパーは、アルミの削り出しを使っているので、高剛性ボディをもち、過酷な環境下に置いても、何事もなく制動パフォーマンスを発揮する。
そのことから、ブレーキコントロール性能が格段にアップするため、運転手にダイレクトに制動感覚が伝わります。
ブレンボディスクローター
ディスクは、精密に製造できる電子タイプのバランサーシステムを活用する事で、ディスクの重量配分の最適化や、腐食を防ぐ加工などを徹底することで、ブレーキジャダーや耐久性を強化。
また、意匠にもこだわりを持ち、ドリルドディスクや、スリットディスク、カーボンディスクなど、見た目の美しさも追求している。
ブレンボとモータースポーツ
二輪編
モトGP、スーパーバイク、サンデーレーサーなど、オートバイレース参戦車両の多くが活しており、その信頼性とブレーキ性能は、多大なる評価を得ている。
四輪編
フォーミュラ1、ツーリングカー、ラリーカーなどの参戦車両がこぞって装着している。
ブレンボが純正装着された車両を紹介
二輪編
二輪純正装着ブレンボといえばYAMAHAだろう。過去にYAMAHAがブレンボの名義を借りて、YAMAHA純正製造のブレンボ、通称「ヤマンボ」を、リリースするオートバイに純正装着していた。
代表的な車両として、XJR、TDMなどが存在していましたが、見た目に注力した純正ブレーキだった事から、見た目程の実力を持ち合わせていない物だと酷評されていた。
四輪編
四輪純正ブレンボ装着車両は、数多く存在しており、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ、ホンダ、メルセデス、BMW、三菱など、数多くのメーカーが装着している。
四輪用純正ブレンボの殆どは、ブレンボ社が製造したブレーキシステムを各メーカーに納入していることから、ブレーキ性能や品質関しては、100%ブレンボ社のお墨付きである。
ブレンボ装着ユーザーの口コミ評価
●車両:マークX
【総評】
超絶ウルトラスーパーレイトブレーキングができるかも!
【満足している点】
制動力とコントロール性に優れていますそしてカッコイイ!
【不満な点】
ブレーキパッドの減りが早いタイヤも減りが早くなる
引用元: https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2483081/car/2017338/7137882/parts.aspx
●車両:ヴェルファイア
ふにゃふにゃのトヨタブレーキが怖くて交換 強烈ブレーキ!!!
つけたおかげで助かったことありました
ローターもドリルド&スリットでかっこいいしキャリパーカバーよりごつくてWかっこいい
でも高い
引用元: https://minkara.carview.co.jp/userid/1781086/car/1319060/5433942/parts.aspx
●車両:BMW1シリーズ ハッチバック
フロント 6pot φ355。リア 4pot φ345。
評価の星を五つ星では無く、もう100個付けたい!!
35年以上カーキチですが、こんなに止まるとは…言葉が出ないくらい衝撃を受けたww
但し、パッドはディクセルZを装備しましたので、ブレンボ標準パッドの評価とは違うかも知れませんが、どちらにせよ衝撃を受けたでしょう!
☆ダストは凄いですw
引用元: https://minkara.carview.co.jp/userid/3235655/car/2910286/10358420/parts.aspx
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