ミシュランは、フランスの郵政公社であるLa Posteの配達車両に、エアレスタイヤ「ミシュラン アプティス・プロトタイプ」を提供し、初運行を実施したと発表しました。
「ミシュラン アプティス・プロトタイプ」は実際に公道走行可能なバン用のエアレスタイヤで、既存の概念を打ち破る構造と最新技術を採用することで、タイヤのパンクやバーストなどのリスクを無くしました。
通常のタイヤのように空気圧管理が必要なく、常に稼働している配送車にとっては、点検などによる時間ロスをカットすることができ、今まで以上に効率よく配送業務が可能になったようです。
今後は、普通乗用車や大型自動車、スポーツカーなど、幅広い車種向けのエアレスタイヤが普及していくことでしょう。
「ミシュラン アプティス・プロトタイプ」導入を受け、La Posteの副マネージングディレクター、フィリップ・ドルジェ(Philippe Dorge)氏は「一世紀以上モビリティに貢献してきたミシュランとのコラボレーションを非常に嬉しく思います。我々はフランス全土に週6日郵便を配達し一日地球50周分移動するため、環境フットプリントを抑制しながら安全に運航する車両を必要とします。革新的なミシュラン アプティス・プロトタイプに性能と完全な安心を期待しています」と述べているようです。