2025年1月30日、スズキは待望の5ドアモデル「ジムニー ノマド」を正式に発表しました。
この新型車は、ジムニーシリーズの本格的な四輪駆動性能を維持しつつ、利便性と快適性をさらに高めたモデルとして注目されています。
今回は、ジムニーノマドに関する情報をまとめましたので、検討されている方の参考になれば幸いです。
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サイズとデザイン
ジムニー ノマドは、全長3,980mm、全幅1,645mm、全高1,725mmと、ジムニー シエラに比べて全長およびホイールベースが延長されています。
これにより、後席の乗降性や居住性が向上し、荷室空間も拡大されています。
エクステリアデザインは、ジムニーシリーズの特徴である5スロットグリルを採用しつつ、ガンメタリックの塗装とメッキの縁取りを施し、上質感を演出しています。
パワートレインとシャシー
搭載されるエンジンは、1.5L DOHC 吸気VVTエンジンで、トランスミッションは5速マニュアル（5MT）と4速オートマチック（4AT）から選択可能です。
ラダーフレームはジムニー ノマド専用に新設計され、重量増加に対応した剛性を確保しています。
また、FRレイアウト、副変速機付パートタイム4WD、3リンクリジッドアクスル式サスペンションなど、ジムニーシリーズの特長的な車体構成を継承しています。
パワートレインとシャシーの特徴を詳しく解説
ジムニー ノマドは、伝統の「ラダーフレーム構造」と本格オフロード性能を持ちながら、5ドア化で実用性が向上したモデルです。
- 1.5L DOHC 吸気VVTエンジン
→ 直列4気筒エンジンで、ジムニー シエラと同じK15B型エンジンを搭載。高回転までスムーズに吹け上がる特性を持ち、街乗りからオフロードまで扱いやすいバランスの取れたパワーを発揮。 - トランスミッション：5速MT or 4速AT
→ MT（マニュアル）は自分でギアチェンジができるため、運転を楽しみたい人向け。
→ AT（オートマ）はクラッチ操作不要で、街乗りや長距離運転がラク。 - FR（フロントエンジン・リアドライブ）レイアウト
→ エンジンが前にあり、後輪を駆動させる方式。バランスが良く、オフロードでのトラクション（駆動力）が向上。
→ 悪路では後輪がしっかりと地面を掴むため、滑りやすい路面でも安定した走行が可能。 - 副変速機付パートタイム4WD
→ 普段は燃費の良い2WD（後輪駆動）で走行。
→ 悪路や雪道では4WDに切り替え可能（手動で切り替える「パートタイム4WD」）。
→ 4L（ローギア）に切り替えると、険しい山道や泥道でも力強く進める。 - 3リンクリジッドアクスル式サスペンション
→ 両側の車輪が一本の「車軸」でつながっている構造。悪路での「ねじれ」に強く、しっかりと地面にタイヤをつけて走れる。
→ 山道や岩場でも「タイヤが浮きにくい」ので、オフロード走行に最適。 - ラダーフレーム構造（従来比で剛性アップ）
→ シャシー（車の骨組み）がハシゴのような形をしているため、「ねじれに強く」「衝撃を吸収しやすい」特徴を持つ。
→ 普通の乗用車に多い「モノコックボディ（軽量で燃費重視）」とは異なり、過酷な環境でも耐久性が高い。
便利機能と安全装備
ジムニー ノマドには、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」を標準装備し、4AT車にはアダプティブクルーズコントロール（ACC）も採用されています。
これらの安全装備により、「サポカーS ワイド」および「ペダル踏み間違い急発進抑制装置（PMPD）認定車」に該当します。
便利機能と安全装備の特徴を詳しく解説
ジムニー ノマドは、従来のオフロード性能だけでなく、最新の安全装備と便利機能も充実。
- デュアルカメラブレーキサポート（衝突被害軽減ブレーキ）
→ 前方の車や歩行者をカメラで検知し、衝突の危険があるとブレーキを自動制御。 - アダプティブクルーズコントロール（4AT車のみ）
→ 高速道路で便利！前の車との車間距離を自動調整しながら速度を維持。長距離ドライブが楽に。 - ペダル踏み間違い急発進抑制装置
→ アクセルとブレーキを間違えて踏んでも、急発進を防いで事故を抑制。 - ヒルディセントコントロール（坂道下りアシスト）
→ 急な下り坂でも自動的にブレーキ制御して、一定の速度を維持。ブレーキ操作なしで安全に下れる。 - ヒルホールドコントロール（坂道発進アシスト）
→ 坂道発進時、車が後ろに下がるのを防ぐ。坂道での信号待ちも安心。 - オートライト＆LEDヘッドライト
→ 暗くなったら自動点灯。手動でライトをつけ忘れる心配なし。
→ LEDで視認性アップ＆省エネ。 - リヤパーキングセンサー
→ 後ろの障害物を検知し、警告音で知らせてくれる。駐車が苦手な人も安心。 - スマートキー＆プッシュスタート
→ カギをポケットやバッグに入れたままでも、ドアの開閉＆エンジンスタートが可能。
価格と納期
２０２５年３月現在のメーカー希望小売価格は、5MT車が2,651,000円、4AT車が2,750,000円です。
ボディカラーには、アークティックホワイトパール（33,000円高）やブラック2トーンルーフ仕様（55,000円高）など、全6色がラインアップされています。
しかし、発表からわずか5日間で約5万台の注文が殺到し、月間販売計画1,200台に対して大幅に上回る受注となったため、現在受注が一時停止されています。
これにより、納期は約3年半待ちの状況となっています。
まとめ
ジムニー ノマドは、ジムニーシリーズの伝統的なオフロード性能を維持しつつ、5ドア化による利便性と快適性を追求したモデルです。
その高い人気から納期が長期化していますが、スズキは生産体制の強化を図り、早期の受注再開を目指しているとのことです。
今後の情報に注目しつつ、購入を検討される方は最新の状況を確認されることをお勧めします。
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